Intel Galileo 開発ボード付属のPSU(ACアダプタ)に不具合が見つかって
(2014年5月19日)
Intel で無償交換してくれるというので問い合わせしていました。
シリアル番号とかレシートの画像を送って気長にまっていたところ、
忘れたころに、突然荷物が届いてびっくり。
送付元のインテルというのを見てあれかー!! (^_^) と・・・。
荷物を開けると、アダプタ、日本対応のコンセント口、USBケーブルが梱包されていました。
元についていたコンセント口とは互換性がないので、外国には持っていけなくなりました(笑)
ただ今、届いた電源を絶賛使用中です。
不具合の内容はACアダプタの電源回路の周波数がノイズ干渉によって、ガリレオの仕様の値を超える事があるというものなので、デリケートなものでなければ他で使えそう。電源は 5V 3A。
]]>以前入手した Intel Galileo も持て余しているので、買うなら Gen2 よりも Raspberry Pi の model B+ かな。
ニュースリソース:Make:Japan
]]>先ず、カラ割り直後にLANケーブルを入れて、電源をつなぐ。DHCPでIPはふられるし、PING も通るが・・・
SSH で接続できない。どうやら最初にファームウェアのアップデートをしないとダメらしい。ここでかなりアセった。
ファームウェアのアップロード完了後、再起動すると ssh でログイン可能になる。初期ユーザ名は root で パスワードなし。
GalileoのFLASH ROMにはLinuxがインストールされていて、電源を入れるとこれが起動するが、電源を入れなおすとスケッチが消えるとか何かと不便なので、microSDにLinuxを入れて、そちらを使うようにする。
Raspberry pi や Beaglebone Black はイメージを焼くのに対して、FAT32 でフォーマットしたSDに、そのままコピーするのが違うね。
yocto linux のパッケージ管理は opkg。 でも Intel 配布のイメージだと opkg が使えない。
opkg が使いたい場合は IntelのGalileoでパッケージマネージャopkgを使う ら辺から落としたイメージを使う。
opkg が使えるミニマム構成で /etc/init.d を見ると lighttpd というのがあったので、lighttpd start とやるとWebアクセスができた。
chkconfig はデフォルトで入っていないので、opkg install chkconfig でインストールしたが、chkconfig –add lighttpd を実行するとエラーが出る。
[code lang=”bash”]
service lighttpd does not support chkconfig
[/code]
/etc/init.d/の起動・停止ファイル lighttpd の #!/bin/sh へ下記のようにコメントを追加する。
[code lang=”bash”]
#!/bin/sh
# chkconfig: 345 98 20
[/code]
再度 chkconfig –add lighttpd を実行。今度は上手く行った。ちゃんと chkconfig lighttpd on で自動起動にしておく。
中に入っているのは Python 2.7.3。なので、足りない標準ライブラリを無理やり入れる。
[code lang=”bash”]
wget –no-check-certificate https://www.python.org/ftp/python/2.7.3/Python-2.7.3.tgztar zxvf Python-2.7.3.tgz
[/code]
先ず Python2.7.3 のフルセットをダウンロードして展開。 Lib 以下を /usr/lib/python2.7/ にコピーすればOK。
/etc/localtime がシンボリックリンクになっている。
Asia/Tokyo にしたいときは /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo にシンボリックリンク先を変更する。
[code lang=”bash”]
ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
[/code]
標準の設定だと ssh はつながるけど sftp が”Connection closed by server with exitcode 127” のエラーでつながらなかったので、/etc/ssh/sshd_config の以下の設定を変えて sshd をリスタートする。
[code lang=”bash”]#Subsystem sftp /usr/lib/openssh/sftp-serverSubsystem sftp internal-sftp[/code]
How to support cgi on lighttpd 辺りを参考にする。
添付されている mod_cgi.so.zip をダウンロード・展開して、/usr/lib にコピーする。
/etc/lighttpd.conf を開いて以下を修正。参考にしたサイトとはちょっと違う。なぜなら うっとこ の Galileo には php も perl も ruby も入っていないから。
[code lang=”python”]
# files to check for if …/ is requested
index-file.names = ( “index.php”, “index.html”,
“index.htm”, “default.htm”,
“index.cgi”, “index.py” ) # index.cgi と index.py を追加する。
server.modules = (
:
“mod_cgi”, # mod_cgi をアンコメントする。
:
cgi.assign = ( “.py” => “/usr/bin/python”, # .py と .cgi を追加
“.cgi” => “/usr/bin/python” )
[/code]
/etc/init.d/lighttpd restart で Python スクリプトが動くようになる。
ガリレオは、ファイルシステムイメージ(image-full-clanton.ext3)を使用していて、このサイズを変更することで容量を増やすことができるが、インテル提供のLinuxイメージはサイズ変更のユーティリティが含まれていない。
別のLinuxコンピュータにアクセスできる場合、ファイルシステムのサイズを変更するには、以下の手順で行える。(自分は Raspberry Pi + Debian を使用した。)
microSD の USBアダプタを使って、ポートに指すと
[code lang=”bash”]ls /dev/sd*[/code]
で、/dev/sda と /dev/sda1 が見える。 sda1 だろうとあたりをつけて
[code lang=”bash”]mkdir /mnt/usbmount -t vfat /dev/sda1 /mnt/usb[/code]
ls /mnt/usb でファイルが見えれば OK。
1. 最初のファイルシステムのチェック(fsck)を実行する。
[code lang=”bash”]fsck.ext3 -f /mnt/usb/image-full-clanton.ext3[/code]
2. ファイルシステムのサイズを変更するため resize2fs を実行する。第2引数(この例では409600)はキロバイト単位で新しいファイルシステムのサイズを指定する。
[code lang=”bash”]resize2fs /mnt/usb/image-full-clanton.ext3 4194303[/code]
再起動後 df で見ると 76% 使用していたのが、14% 使用になった。
参考:https://communities.intel.com/thread/46019
大ヒットの Raspberry pi に比べて、グラフィック出力がないとか、電源を差す前にUSBを差していると最悪 壊れるとかいろいろクセのあるボードの様だが、せっかくだからいろいろ触ってみようと思う。
Galileo は Intel が販売しているシングルボード・コンピュータ。
他に有名なシングルボード・コンピュータとして「Raspberry Pi」 があるが、それに追従した「Beaglebone Black」や他のシングルボード・コンピュータに比べて、大幅に遅れてリリースされたが、巨人インテルもようやくこの分野の重要性に気がついたということだろう。
Galileo はインテルが出した、Quark搭載、Aruduino互換などのニュース性はあったが、後発、Raspberry Pi と比べた時の価格差、グラフィック周りのインターフェースを持っていない。当時情報が少なかった。などの理由から購入しなかったが、Galileo2 はどのような仕様になるのか。
6月27日にGalileo2を提供開始することも明らかにしているが、仕様および写真はまだ公開されていない。
ニュースリリース:PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140415_644447.html