「Linuxボード」カテゴリーアーカイブ
ラズパイ3 ゲット!!
秋月の前を通りかかったらお一人様3個まででラズパイ3が平台で売られていた。
とりあえず衝動買い(笑)
俺が買っている間も飛ぶように売れてたんで、早晩売り切れそう。
その後、千石でもマルツでも見かけなかったんで、先行販売的?
店頭での安定供給まではまだ暫く掛かりそうな予感。
ここからは最短設定!!
- https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/ から RASPBIAN JESSIE をダウンロード。
現時点の最新は 2016-03-18-raspbian-jessie.zip
公式サイトからだと時間がかかる。ミラーサイトを探して、そこから落っことした方が早い。 - 展開したイメージを Win32DiskImager で microSD に書込み。
- ラズパイ3に挿して起動すると DHCP でつながるので、SSH で接続。ユーザ:pi / パスワード:raspberry
- ファームのアップデート
sudo rpi-update; sudo reboot; - ラズパイ専用の設定
sudo raspi-config
→ 1 Expand Filesystem で容量拡張
→ 5 Internationalisation Options
→→ I1 Change Locale で JP.EUC-JP EUC-JP と jp_JP.UTF-8 UTF-8 を選択。デフォルトロケールは ja_JP.UTF-8 に設定
→→ I2 Change Timezone は Asia → Tokyo を選択
→→ I4 Change Wi-fi Country JP Japan に設定
容量拡張して Finish すると reboot される。
※ 容量拡張しておかないと使い切ってしまってアップデートもままならない。 - 再度 SSH 接続してシステムのアップデート
sudo apt-get update; sudo apt-get -y upgrade; - 最初に raspbian に入っているのは tiny-vim という簡易版でキーマップがおかしい。フル版を入れなおす。
sudo apt-get -f install vim -y - 不要ファイルのクリーン
sudo apt-get clean; sudo apt-get autoclean; sudo apt-get autoremove;
Webサーバから WordPress までを入れる
- 最新には、mariadb のリポジトリも含まれていたので mysql の代わりにそれをインストール。
インストール時に root のパスワードを聞かれるので、入力したパスワードは覚えておくこと。
sudo apt-get install mariadb-server -y - sudo apt-get install apache2 -y
- sudo apt-get install php5 libapache2-mod-php5 -y
- sudo apt-get install php5-mysql php5-gd -y
- sudo apt-get install php-apc -y
- mysql -u root -p
Enter Password:
MariaDB [(none)]> create database wordpress;
MariaDB [(none)]> \q - cd /var/www/html
- Wotdpress をダウンロード
sudo wget https://ja.wordpress.org/latest-ja.zip - 展開
sudo unzip latest-ja.zip - オーナー変更
sudo chown www-data:www-data -Rf wordpress - 削除
sudo rm latest-ja.zip - 再起動
sudo /etc/init.d/apache2 restart - ブラウザからアクセスして WordPress をインストール
- FTPでアップデートしない様、以下の行を wp-config.php に追記
define(‘FS_METHOD’, ‘direct’);
WordPress を DHCP 対応にする
WordPress は URL をデータベースに保持して管理画面のリダイレクトなどに使用する。
ラズパイの様に持ち運んで DHCP などで都度アドレスが変わる環境ではこの仕様は非常によろしくない。
そこで相対パスで動くようにするには、WordPressインストール直後にデータベースを開いて
wp_options テーブルの option_name が ‘home’ と ‘siteurl’ の option_value 値の
http://xxxxxx/インストールディレクトリ の部分を /インストールディレクトリ に書き換えてやる。
例) http://192.168.0.1/wordpress → /wordpress
早っ!!
ラズパイ2では、DBアクセス時にノッキングの様に引っかかる感じがしたけれど
ラズパイ3はすぐ返ってくる。物理ドライブの制約が無い分こっちの方が早いかも。
cat /proc/cpuinfo 見たら、確かに CPU 4つ見えてるね。
Wi-fiの設定方法調べなきゃ。
早く 64bit 対応 OS 出ないかな。
あと気になるのは microSD の寿命だけだな。
ラズパイ2にも最新のOS入れたら
ラズパイ2にも最新のジェシーを入れたら・・・。あれっ!? 早いじゃん。
DBアクセス時の引っ掛かりがなくなっている。しかもオーバークロックなし。
OSが最適化されたのか、mariadb を使ったのが良かったのか不明だけれど
これなら両方、戦力に使えるな。
VNCサーバを入れるには
ここを参照:https://www.raspberrypi.org/documentation/remote-access/vnc/
日本語が文字化けする場合はフォントと入力メソッドをインストールして再起動する。
1 2 |
sudo apt-get install fonts-vlgothic ← フォント sudo apt-get install ibus-anthy ← IME |
ibus-anthy は入力方法は良く載っているがキー操作が特殊で使いづらい。
そんな時は ibus-anthy を入れないで、代わりに uim をインストールする。
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sudo apt-get install uim uim-mozc |
これなら ctrl + space で漢字モードに変更できる。
ちなみに、一度 ibus-anthy を入れちゃってから入れ替えたい場合は
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sudo apt-get remove ibus-anthy sudo apt-get clean; sudo apt-get autoclean; sudo apt-get autoremove; |
で余分なインストールをクリアしてくれる。
Raspberry Pi 向けOSまとめ(2016年版)
最初の頃と変わって、最近ではラズパイ向けOSも様変わりしてきたので、ここいらで一度最新の情報でまとめ直しておく。
NOOBS | メニューからインストールするOSを選択できる。 使い方はSDをフォーマットして展開したものをコピー。 ラズパイに挿して起動するとメニューが表示される。 ただしNOOBS分で多少容量が確保されてしまうのでOS個別でインストールするより 使えるSDの容量は少なくなる。 NOOBS Liteはインストール時にOSをダウンロードするので、NOOBSよりファイルサイズが小さい。 |
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RASPBIAN | debianベースのファウンデーション公式サポートOS |
UBUNTU MATE | デスクトップ環境にMATE(マテ)を採用したUbuntuのフレーバー。 |
SNAPPY UBUNTU CORE | クラウドとコンテナ型仮想化や、IoTの時代まで見据えた 軽量かつ汎用的な新しいインストール済みイメージファイル。 標準でロールバック機能や個々のアプリケーションの隔離機能を備えており、 さまざまなクラウドプラットフォーム上に,Ubuntuシステムをより 簡単にデプロイ・リリースできるようになる。 うーむ。よくわからん(^^) |
WINDOWS 10 iOT CORE | Windows 10 のIOT版。 GUIとかデスクトップがあるわけではなく、特殊な手続きで外部から接続して使う感じ。 |
OSMC | メディア再生に特化したOS。動画や音楽を再生可能。 HDMI経由でTVのリモコンからも操作可能。 |
OPENELEC | メディア再生に特化したOS。OSMCよりも軽快。動画や音楽を再生可能。 HDMI経由でTVのリモコンからも操作可能。 日本語も標準で使えるので初心者はこっちが良い。 |
PINET | Linux系/教育用で複数台のRaspberryPiをまとめて管理するクラスルーム用OS? |
RISC OS | ARM向けに設計されたOS。小さく快適に動作。 デスクトップ環境もあって直感的な操作が可能。 |
WEATHER STATION | ラズパイを気象台にするためのOSか? |
こんなの書いてるの Qiita にありそー!!(笑)
でも、ラズパイ3は64ビット!そもそもこれらのイメージって64ビットに対応しているのか?
Raspberry Pi3
出ました「Raspberry Pi 3 Model B」
SoCには、BroadcomのBCM2837を搭載。
プロセッサは ARM Cortex-A53(4コア、1.2GHz) 64bit対応
また、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.1(BLE対応)を搭載。
Micro USB経由で給電するけれど、推奨する電流容量は2.5Aと、前モデルの1.8Aから増加しているので、別途電源が必要。
従来の「Raspberry Pi 2」と互換性を保持していて、
I/Fは、コンポジットビデオ/音声出力、Ethernet、HDMI出力、USB2.0 × 4、microSDカードスロット、Micro USB、GPIO×40ピンと同じ。
ちょっと前の Mini-ITX ボードと遜色ないレベル?
うーむ。買いか!?
しかも・・・
米ウェスタン・デジタルが、ラズパイ向けにHDD、PiDrive 314GB を発表。
Piで使えるよう省電力性や低発熱性を高めている。
π だから 3.14 なのね。
日本ではまだ入手は難しそう。
Raspberry Pi2をノートPC化できる「Pi-Top」
Raspberry Pi 2をノートPC化できる「Pi-Top」が発売されていますね。
オリオスペックで販売されていて、USB接続無線LANアダプタの有が店頭価格は順に税込46,224円、無しが税込45,144円。
Raspberry Pi 2 Model Bは別売り。
ハンダ付けとかは不要で、配線とネジ止めするだけで済むようになっている。色もポップでかわいい。
オリオスペックは、結構アキバのはずれにあるので、そこで買ったら、帰りがけに秋月とか千石で ラズパイ2を買えば良いかも。
でもなあ・・・。
ラズパイ2と合わせて5万円。それだけ出せばちょっとした Window タブレットとかノートPCが十分買えるからなあ。
それにラズパイ2はお世辞にも早いスペックで使いやすいOSとは言えない。
はっきり言って興味はある。だけど無しだな。(バーン!ちゃぶ台返し。あんな Pi-top なんて酸っぱいやい。)
RasPBXインストール
次は内線の設定とかふっておいて、フェイントで RasPBX の話。
RasPBX とは Raspberry Pi 用の Asterisk。
準備
raspberry-asteriskのサイトからイメージをダウンロード。
評価時の Leatest は raspbx-17-10-2015.zip (Raspbian(Debian8/Jessie)+Asterisk11.20.0+FreePBX12.0.76.2)
これを Win32DiskImager を使ってSDカード(4GB以上)に書込み、それでブートする。
初期状態だと DHCP でつながるので別途DHCPサーバが必要。
デフォルトでは SSHユーザ:root / raspberry、FreePBX管理ユーザ:admin / admin
RasPBXが正常起動したら SSHで接続して、コンソールから “raspbx-upgrade” を実行。
FreePBX管理画面から [アドミン▼]→[モジュールの確認]→[更新確認]→[全てのアップグレード]→[進む] で、モジュールを最新にしておく。
日本語化
AsteriskNow 同梱の FreePBX と同じ。
その後の顛末
一応、手持ちのガジェットにフリーのソフトフォン Zoiper を入れて、内線登録してみた。
接続はできているけれど、内線に掛けても相手が着信しない。(極まれにつながったりする。)
同一ネットワーク上に置いた仮想マシン上の AsteriskNow では問題なくつながるので
ネットワークの問題ではない気がする。初期型の Raspberry Pi なので遅すぎるのかなぁ。
OpenBlockS vs Raspberry Pi 2 異機種改造
君は OpenBlockS を知っているか?
みなさんは OpenblockS というアプライアンスサーバを知っているか?
ぷらっとホームから発売されたちっさいサーバで、今も後継機が販売されている。
その初代の OpenBlockS(赤)をなぜか持っている(^_^;。
当時としては画期的な小型サーバで、それなりにいい値段もしたが、当然、初代は既に販売もサポートも終了していて、これ以上使い道がない。
今販売されている Raspberry Pi 2 の方が、性能も格段に良いし、値段も安い。
性能比較
OpenBlockS | Raspberry Pi 2 | |
---|---|---|
CPU | Motorola PowerPC 860T 50MHz | A 900MHz quad-core ARM Cortex-A7 CPU |
メモリ | 16MB SDRAMオンボード | 1GB RAM |
Linux | 専用Linux(カーネル2.2.13) | Raspbian など |
なので、どうせなら異機種改造をする。
方針は外側が OpenBlockS で内側がラズパイ2なので、中味をそう取っ替え。
もともと基板が、アルミ部分をつないでいたので、それの代替品が必要。
まずは、近所のホームセンターで使えそうなパーツを物色。
パンチングされたエンビシートなるものがあったので買ってきた。
穴のピッチが合うか不安だったが、横向きなら合いそう。
ちなみに、後ろは長穴にして位置調整ができるようにした。
エンビシートをハサミで現物あわせで切って左右のアルミパーツをネジ留め。
その上に Raspberry Pi 2 基板のピッチで、スペーサーをネジ留めしてマウント。
エンビシートの端材に両面テープで前面の基板を取り付けてフロントベゼルを再現。
OpenBlockS には7セグLEDが付いていて、メール通数とか表示できていたけれど、今回のラズパイ版では割愛。
延長!延長!
ちなみにこのままだと干渉して電源が確保できないので、L型microUSBの延長ケーブルを買ってきた。
右向きと思って買いにいったら、実際のは左向きだったので接続口を良く見て表示に惑わされずに買ったほうがいい。
これを使ってラズパイの基板から電源用の microUSB を延長する。
音楽も聴くならば、イヤホンジャックもL字ケーブルで延長すればいいが、今回はサーバ用途なので、特に使わない。
HDMIについても VNC で接続すればよいので不要だろう。
ということで、このまま外装をネジ留め。
完成
もともとの筐体もラズパイと比較して大きいし(中味スカスカだけど(笑))、特に苦労する点もなく入れ替えは完了。
フロントベゼルもそれっぽいので OpenBlockS を知る人はよもや異機種改造されているとは思わないだろう。
その分、後ろから見るとバレバレ(笑)。
それでも比較的スッキリまとまった。
最後に延長ケーブルに給電用の microUSBケーブルを差し込んで完了。
ちょうど、もともと7セグLED があった辺りの穴からラズパイのステータスLED が見えるのでそれなりにいい感じ。
なんということでしょう。これで思い入れのある OpenBlockS の筐体も見事に生まれ変わりました。
すっごく余力があるなら7セグLED付けるけど、たぶんやらないだろうなぁ。