OpenBlockS vs Raspberry Pi 2 異機種改造
君は OpenBlockS を知っているか?
みなさんは OpenblockS というアプライアンスサーバを知っているか?
ぷらっとホームから発売されたちっさいサーバで、今も後継機が販売されている。
その初代の OpenBlockS(赤)をなぜか持っている(^_^;。
当時としては画期的な小型サーバで、それなりにいい値段もしたが、当然、初代は既に販売もサポートも終了していて、これ以上使い道がない。
今販売されている Raspberry Pi 2 の方が、性能も格段に良いし、値段も安い。
性能比較
OpenBlockS | Raspberry Pi 2 | |
---|---|---|
CPU | Motorola PowerPC 860T 50MHz | A 900MHz quad-core ARM Cortex-A7 CPU |
メモリ | 16MB SDRAMオンボード | 1GB RAM |
Linux | 専用Linux(カーネル2.2.13) | Raspbian など |
なので、どうせなら異機種改造をする。
方針は外側が OpenBlockS で内側がラズパイ2なので、中味をそう取っ替え。
もともと基板が、アルミ部分をつないでいたので、それの代替品が必要。
まずは、近所のホームセンターで使えそうなパーツを物色。
パンチングされたエンビシートなるものがあったので買ってきた。
穴のピッチが合うか不安だったが、横向きなら合いそう。
ちなみに、後ろは長穴にして位置調整ができるようにした。
エンビシートをハサミで現物あわせで切って左右のアルミパーツをネジ留め。
その上に Raspberry Pi 2 基板のピッチで、スペーサーをネジ留めしてマウント。
エンビシートの端材に両面テープで前面の基板を取り付けてフロントベゼルを再現。
OpenBlockS には7セグLEDが付いていて、メール通数とか表示できていたけれど、今回のラズパイ版では割愛。
延長!延長!
ちなみにこのままだと干渉して電源が確保できないので、L型microUSBの延長ケーブルを買ってきた。
右向きと思って買いにいったら、実際のは左向きだったので接続口を良く見て表示に惑わされずに買ったほうがいい。
これを使ってラズパイの基板から電源用の microUSB を延長する。
音楽も聴くならば、イヤホンジャックもL字ケーブルで延長すればいいが、今回はサーバ用途なので、特に使わない。
HDMIについても VNC で接続すればよいので不要だろう。
ということで、このまま外装をネジ留め。
完成
もともとの筐体もラズパイと比較して大きいし(中味スカスカだけど(笑))、特に苦労する点もなく入れ替えは完了。
フロントベゼルもそれっぽいので OpenBlockS を知る人はよもや異機種改造されているとは思わないだろう。
その分、後ろから見るとバレバレ(笑)。
それでも比較的スッキリまとまった。
最後に延長ケーブルに給電用の microUSBケーブルを差し込んで完了。
ちょうど、もともと7セグLED があった辺りの穴からラズパイのステータスLED が見えるのでそれなりにいい感じ。
なんということでしょう。これで思い入れのある OpenBlockS の筐体も見事に生まれ変わりました。
すっごく余力があるなら7セグLED付けるけど、たぶんやらないだろうなぁ。